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呪われた小天使


          呪われた小天使

     青ずんだ屋根たちと白いドアたち
     日曜の夜のようだ、

     音のない町はずれ
     通りは白い、おまけに夜だ。

     通りは奇妙な家々があり
     天使の鎧戸がついている

     だけど、里程標の方へ、ほら
     邪悪に、凍えて、駆けているのは

     黒い小天使、よろめいている、
     ナツメの実を食べすぎて。

     それはうんこする、それから消える、
     だが呪われたそのうんこは現れる、

     止まる神聖な月の下に、
     汚れた血、軽い総排出腔でできた!

           ルイ ラティスボヌ
           A. ランボー



[ 夏の夜々. . . ]

   
      
          [ 夏の夜々. . . ]

 夏の夜々、ショーウィンドーごとの燃える目のもとで
 樹液が暗い鉄柵のしたで震え
 細いマロニエの根もとで拡散するとき、
 黒いグループ、めでたい人や出不精、
 短いパイプを吸う人や葉巻好きから離れ、
 ぼくが迷いこんだ半分石造りの狭い公衆便所で、
 -上方にショコラ イブレの広告が赤く輝くとき、-
 ぼくが思い浮かべるのは、冬がかすかな音のきれいな
 水の細い流れを凍らせること、人波も落ちついていて、
 -そして厳しい北風がどんな霊感も容赦しないこと。

               フランソワ コペ
               A. ランボー






[ 枕元の書物 . . . ]


        [ 枕元の書物 . . . ]

枕元の書物として、心静かな芸術の書物、
オーベルマンやジャンリス、ヴェル-ヴェルやリュトラン、
新刊書はうんざりだ、うっとうしく突飛で、
ぼくは、老年がついにやって来たから、
ヴェネッティ博士の「概説」も付け加えたい。
ぼくは、愚かな大衆から戻って来て、
不可欠なデッサンの古風な魅力を味わえるだろう。
作家や版画家は性の貧困を金色に表現してきたが、
これは奮い立たせる書物ではないか、
ヴェネッティ博士の「夫婦愛の概説」。

               F. コペ
               A. R.



憂鬱な活写、ベルモンテから


      憂鬱な活写、ベルモンテから

            ¯¯¯¯¯¯¯¯
いったいこの不可解で陰気な神秘劇は何なのか?
どうして、彼らの白い帆を噴き出さないで、沈むのか、
    王家の艤装をした、とても若い小舟は?

            ¯¯¯¯¯¯¯¯
われらの涙壺の苦しみを覆そう。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    愛はその姉、友情を犠牲にして生きようとし、
    友情はその弟、愛を犠牲にして生きる。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
王杖は、敬われることがわずかだが、
偉大なカルヴァリーの丘の十字架にすぎない―
諸国民の火山の上の!

            ¯¯¯¯¯¯¯¯
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
おお!名誉はきみの雄々しい口髭の上に流れていた。

            ¯¯¯¯¯¯¯¯
             ベルモンテ、
             原型的パルナシアン。





あほ老人の思い出

       
         あほ老人の思い出

ごめん、父さん!
               若い頃、田舎の縁日で、
わしは、撃ったすべてが当たる平凡な射的場じゃなくて、
叫びに満ちあふれた場所を探していた、そこではロバども
が脇腹を疲れさせ、血の色の長い管をおっ広げていたが
わしはそれをいまだに合点しない!. . .
                   次に母さん、
その下着はひどく臭っていた、
裾がしわしわで、果物みたいに黄色じゃったけど、
母は音を立ててベッドに上がる人で、
-仕事の申し子じゃったが、-熟女の太腿をして、
下着をしわにするひどく大きな腰をして、
わしに口には出せない熱いものをくれた!. . .

もっと露骨で、もっと静かに恥ずかしかったのは、
妹が、学校帰りに氷の上で長い間、木靴をすり減らして
いたが、おしっこをしていて、引き締まったピンクの
下の唇から、わんぱくな尿が流れ出てくるのを
じっと見ている時じゃった!. . .

あっ すまん!
       わしは時おり父を思い浮かべていた。
晩に、トランプ遊びやもっときわどい言葉、
近所の人、そしてわしは遠ざけられ、色々見えた. . .
-父親とは困惑させるものじゃから!-色々わかった! . . .
彼の膝、時おり優しくする、彼のズボン、わしの指が
そのすき間を開けたがっていた、. . . -おお!だめ!-
父親の大きく、黒く、固いヤツをさわるためにじゃが、
毛深い手はわしを揺すってくれていた!. . .

               わしは黙っていたい
壺、柄のついた皿、屋根裏部屋でちらっと見た、
赤いしるしでいっぱいの暦、ほつし木綿の籠、
聖書、便所、女中、
聖母像、キリスト像のついた十字架. . .

                  おお!誰も
あれ程しばしば動揺したり、驚いたりはしなかったぞ!
そして今、許しがわしに与えられますように、
というのは、下劣な官能がわしをその犠牲者にしたからじゃ、
わしは若い頃の罪を告白しておる!. . .
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
それから!-主に話すことをわしに許してくれ!
なぜ思春期が遅れ、雁首の不幸が
頑固で調べまくられるのか? なぜ下腹の
陰りがとても遅いのか? そして無数の恐怖が
黒い小石のように、いつも喜びを埋めているのか?

-わしはね、いつも仰天してきた。何を知るべきか?
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
許された?. . .
       青い足温袋をまたはいてください、
父さん。
       おお、あの子供時代!・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・  -では、男のしっぽを皆引っぱろう!

             フランソワ コペ
             A. R.



追憶

           追憶

あの年は皇帝のプリンスが生まれた年で、澄みきった
パリの大いに心のこもった思い出をぼくに残している。
そこでは金色や雪色のNの文字が、
宮殿の鉄柵や回転木馬の観覧席で、
光り輝いていた。トリコロールのリボンで飾られて。
くたびれた大帽子、花柄の暖かいチョッキ、
古びたフロックコートを着た人々、そして安食堂での
昔の労働者らの歌々がひびく人々の渦のなかで、
撒かれたショールの上を、皇帝は進む。黒い
正装で、聖スペイン女性とともに、あの宵。

             フランソワ コペ